🥁 DrumNavi
バンドサウンドメイク中級

「もっと音量上げて」と言われないために — バンドで埋もれる本当の理由

バンドでドラムが埋もれる原因は、多くの場合「音量」ではありません。アタック・チューニング・バスドラの輪郭を見直すだけで解決できます。

バンド練習でボーカルやギターから「ドラムもっと大きく叩いて」と言われたことはありますか。一生懸命叩いているのに届いていない感覚、消耗しますよね。

でもこれ、多くの場合音量の問題ではありません。


原因①:アタック(音の立ち上がり)が弱い

音量と「抜け」は別物です。同じ力で叩いても、スティックの角度・当たる場所・速度によってアタックが全然変わります。

特にスネアは、ヘッドの中心より少し外側(5〜7cm)を狙って叩くと抜けが良くなることが多いです。中心を叩くと音は大きいですが「ボン」と丸くなりやすい。

試してみてください:録音しながら叩く位置を変えて聴き比べる。「大きい音」より「切れる音」を探す意識です。


原因②:チューニングが「こもる方向」になっている

スネアのテンションが低すぎると、音がバンドの中で他の楽器の音に埋もれます。特にギターとベースが重なる中低域に、ゆるいスネアの音はすっぽりはまってしまう。

目安として、スネアのピッチはバンドの中で「少し高いかな」と思うくらいが混ざりやすいです。一人で叩いていると高く感じる音も、バンドアンサンブルの中では丁度良くなることが多い。


原因③:バスドラが「鳴っていない」

バスドラは音量ではなくアタック感で存在を示します。ビーターがヘッドに当たった瞬間の「ドン」という輪郭がないと、どれだけ強く踏んでもベースの音に埋もれます。

対策:

  • ヘッドの打面にパッチ(補強シール)を貼る
  • ビーターの硬さをプラスチック系にする
  • フロントヘッドの穴の位置・大きさを見直す

「もっと踏む力を強くしよう」は最後の手段。まず音の輪郭を作ることが先です。


まとめ

「埋もれる」原因対策
アタックが弱い叩く位置と角度を見直す
スネアがこもるチューニングを少し高めに
バスドラに輪郭がないビーターとヘッドを見直す

音量を上げる前に、音の「形」を変える。そちらの方が消耗せずに解決できることがほとんどです。

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この記事を書いた人

まさ

ドラムメーカーのマーケティングマネージャー。元V系インディーズバンドのドラマー&ドラム講師。 中小企業診断士として、ビジネスと音楽の両面からドラム・機材情報を発信しています。

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